TikTok冬花火 @浜名湖
1月23日(土)、TikTok Hanabi Live –みんなの願い- で「みんなの花火」が打ち上がりました
新型コロナウィルス感染症が蔓延する中で人を集めずに、日時や場所を公表せず生配信での実施となりました。
全世界約8億人のユーザー数を誇るショートムービープラットフォーム「TikTok」全面協力のもと、日本、そして世界8つの国と地域に日本花火推進協力会に所属する名人花火師たちの花火が全5パートに渡って届けられました。
「みんなの花火」では、TikTokに所属する有名クリエイター3組(景井ひな氏、マイケルジャクトン氏、Kevin&かけ氏)と花火師のコラボによるスターマインのデザイン、そして全世界のtiktokユーザーを対象として公募した花火に込めたい2021年への「願い」を花火の玉に貼り付けて打ち上げる企画を行いました。
花火に願いを貼り付ける企画では、TikTokの公式Twitter上でグローバルに公募がなされ、約10,000件(うち国内は約3000件)の「願い」が集まりました。そこから100件を選出し、その「願い」を実際に使用する花火玉のうち、100発に貼り付けて打ち上げを行いました。
tiktokクリエイターとのスターマインデザインでは、まずは花火師がクリエーターの皆さんに花火の歴史を紐解くことからはじまり、その後は花火の魅力を伝える映像作品「ハナビリウム」を鑑賞してもらい、さらに模擬の材料を用いた花火玉の製造工程を体験してもらうことで、様々な角度から花火についての知識と興味をを深めてもらい、その体験とクリエイターそれぞれの個性を融合させて、デザインを考えていただくステップとしました。
実際にデザインを検討する際は、花火シミュレーションシステムを用いて、クリエイターが思い描くシーンをディスカッションしながら決めていきました。
花火本番当日は、朝から終日雨が降り続け、また風もほぼ無かったことから花火による煙が滞留し、一部の花火が煙に隠れてしまうという結果にはなりましたが、当日の配信上のコメントでは予想以上の反響があったそうです。
模擬玉での花火製造体験
皆さん、慣れない作業に苦戦しつつ、楽しみながら行っておりました。
現役の花火師が指導しながら、体験して頂きました。
クリエイターの方々とのスターマインデザインの様子
景井ひなさん
“花火を観ている皆さんの笑顔も一緒に咲きますように”をテーマに、シーンの前から笑顔の花火を打ち揚げ、八方咲という花火を中心とした華やかなデザインにしました。
Kevin&Kakeさん
“みんなにとってFantasticな笑顔が沢山はじける年にしたい!”をテーマに上空では金色の錦と言われる花火を多用し、下層ではカラフルな花火が扇形に広がりを見せるデザインにしました。
Micheal Jacktonさん
“世界平和”をテーマに、“地球”をイメージした緑や青の配色で、日本の花火の特長である丸い八重芯の花火を中心としたデザインを行いました。
花火当日の様子
前日から降り続く雨の中、日本花火推進協力会の花火師総勢30名が日の出前から準備をしていきます。
打上の様子
クリエイターの方々と日本花火推進協力会のコラボによって生まれたデザインスターマインがグローバルに生配信されました。
また、全世界から寄せられた2021年への願いが込められた花火の数々も無事に打ち上がりました。
本番中も雨が降り続け、また無風であったため、花火が煙と雲に隠れてしまう部分もありましたが、冬の澄んだ夜空に打ち上がった花火の輝きがとても綺麗でした。