8月23日 24時間テレビ花火打ち揚げ

弁天島での花火打上

打揚準備

今日はいよいよ子どもたちがデザインした花火の打ち揚げ本番です。

花火師たちは朝から打ち上げの準備に大忙しです。

お天気も良く、着々と準備が進みます。

  

花火打ち揚げ

さていよいよ時間になりました!

今日の打揚を担当するのは地元静岡の三遠煙火、愛知の若松屋、東京の丸玉屋です。

子どもたちがデザインした花火、どんな風に打ち揚がるのでしょう?

  

  

1分と言うあっという間の打ち揚げ時間でしたが、たくさんの思いの詰まった花火をあげることができました。

残念ながら今年は、子供たちがそれを会場で生で見ることはかないませんでしたが、みんなテレビでみてくれました。

来年は、また花火会場で大勢の人と一緒に花火が見られるといいね。

  

8月7日 第2回ワークショップ 実施レポート

2回目のワークショップも、前回と同じ顔ぶれです。

今日のテーマは「あそぶ」
色々な花火の体験で楽しく遊んでもらうことが目的です。
今日も4つの班に分かれて、それぞれ班ごとにローテーションで様々な体験をしました。

そして最後はみんなで一緒に、花火師が全力でセッティングしたおもちゃ花火ショーです。

製造の様子を公開

前回みんなが作ってくれたデザインを元に、工場で花火玉が製造されています。
その様子を動画で撮影してくれたので、まずはその動画を見てみます。

ホントに花火作ってくれているんですね。

  

玉名発表

花火玉の名前を「玉名」と言います。
花火の玉はどこに設置するか、どの順番で揚げるかがわかるように、一つ一つ全部名前がついています。
そして、玉名は、その花火の色や形を表したものが多いので、玉名を見るとどんな花火なのか想像をすることが出来るものです。

みんなが作ってくれた花火にも、そのデザインを元に、花火師が一つ一つ名前をつけてくれました。
そしてそれを発表します!

線香花火づくり体験

普段は買って遊ぶ線香花火、これをを自分で作ってみます。

これは本当は大人でもなかなか上手にできなくて、とても難しいものです。
和紙を斜めに細く巻いてこよりを作っていくのですが、これがうまく出来ないのです。

そういうわけで、初めは火薬に見立てたおが屑で練習します。
上手に出来るようになってきたら、最後は本物の火薬を使って作ります。

出来た線香花火は、外で火をつけてちゃんと出来たか試してみます。

おもちゃ花火体験

校庭で思いっきり花火で遊びました。打ち揚げ花火からはパラシュートが落ちてきます。

みんな、思いっきり走ってそれを追いかけて、落ちてくるパラシュートをキャッチ。

  

  

そのあとはおもちゃの花火でたくさん遊びました。
おもちゃ花火で遊んだことがない子もいて、恐る恐る火をつけます。
シューッと火花が出始めたときはびっくりでしたが、すぐになれてきました。
赤や黄色や色々な火が噴き出します。
何本も何本も、思う存分おもちゃ花火を楽しみました。

花火師が全力で考えたおもちゃ花火ショー

普段は大きな会場で大きな花火ばかり揚げていて、おもちゃ花火には縁のない花火師たち。
今年はコロナの影響で、花火を揚げることが出来ません。子どもたちにも大きな花火を見せてあげることが出来ません。

でも、おもちゃ花火も立派な花火です。

そこで、花火師が本気になったらおもちゃ花火だってすごいショーが出来るんだぞ、ということを見せたい!と花火師たちが本気になって、おもちゃ花火のショーの演出を考えました。

最近はおもちゃ花火でもナイアガラがあったり、打ち揚げ花火もあったりでビックリです。

ここからは保護者の方も先生も一緒になって、みんなでショーを楽しみました。

あとは23日の打ち揚げを待つばかりです。

8月3日 第1回ワークショップ 実施レポート 

今回のワークショップには47名の子供たちが参加してくれました。

聴覚やコミュニケーションに障害のある子供たちと、最後の夏休みになる6年生からなる4つの班に別れて、「つくる」「あそぶ」を2日間に分けて体験しました。

どんな活動になったのか、写真でご紹介していきます。

ハナビリウム映像鑑賞

360度、ぐるりと花火に包まれる、新感覚の映像です。本来はプラネタリウムに投影する映像ですが、今回は教室の天井に投影し、みんなは寝そべってそれを鑑賞しました。

「花火はなぜ始まったの?」
「どうして夏の風物詩なの?」
「花火は何故あるの?」
「花火の色を作り出す炎色反応って?」
「どんな種類やかたちがあるの?」

など様々な疑問や文化や歴史を、花火師しか見ることのできない真下からの迫力ある実写映像と、可愛いアニメーションと物語で紐解く、花火界初のプラネタリウム教育番組で、子どもから大人まで楽しめるコンテンツです。

オンライン工場見学

会場に来ている花火師が、静岡にある自分の会社の花火工場とZOOMでつなぎ、普段は入ることの出来ない工場内をオンラインを使って見学します。

花火づくりには大きく4つ工程があります。

・配合
・星掛け
・玉込め
・玉貼り

それぞれの作業は工場内の別々の建物で行うため、その場所と工程を一つ一つ案内してもらいました。

花火展示コーナー

会場の体育館に、花火の打揚で実際に使う筒や、実際の大きさや重さに合わせて作られた模擬玉を展示しました。尺玉を半円に割った模擬玉の中には、星(花火の火薬)がどんな風に並べられているのかなどもわかるようになっています。
自分で持って重さや大きさをを感じてみたり、筒の中をのぞいてみたり、花火師にもたくさんの質問が飛んでいました。

花火のデザイン

一人一人に紙が配られています。
この紙に、これまで勉強した花火のことを思い出しながら、自分が夜空に打ち上げたい花火の絵柄をデザインします。花火に込めたメッセージとともに、たくさんの面白いデザインができあがりました。このデザインを元に、花火師が一つ一つ実際の花火玉に作り上げるのだけど、できるかな?

玉込め体験

玉皮に星と呼ばれる球状の火薬を詰める作業を「玉込め」と言います。これで夜空に開く花火の柄が決まります。

この玉込め作業を子どもたちも体験します。実際に使う玉皮と、星に見立てたカラフルな小さなボールを使って、自分がデザインした柄を、どんな風にしたら花火になるのか体験してもらいました。出来そうなデザインもあれば、難しいかな〜と言うものも。

まずは自分でやってみることが大切です。

最後は花火師さんにラップをかけてもらって記念撮影。

みんなが作ってくれた花火のデザインは、花火師が持ち帰って一つ一つ新しく作ります。
そしてそれが8月23日に夜空に打ち揚がります。
みんなはテレビで見てね。

TikTok冬花火 @浜名湖

1月23日(土)、TikTok Hanabi Live –みんなの願い- で「みんなの花火」が打ち上がりました

新型コロナウィルス感染症が蔓延する中で人を集めずに、日時や場所を公表せず生配信での実施となりました。

全世界約8億人のユーザー数を誇るショートムービープラットフォーム「TikTok」全面協力のもと、日本、そして世界8つの国と地域に日本花火推進協力会に所属する名人花火師たちの花火が全5パートに渡って届けられました。

「みんなの花火」では、TikTokに所属する有名クリエイター3組(景井ひな氏、マイケルジャクトン氏、Kevin&かけ氏)と花火師のコラボによるスターマインのデザイン、そして全世界のtiktokユーザーを対象として公募した花火に込めたい2021年への「願い」を花火の玉に貼り付けて打ち上げる企画を行いました。

花火に願いを貼り付ける企画では、TikTokの公式Twitter上でグローバルに公募がなされ、約10,000件(うち国内は約3000件)の「願い」が集まりました。そこから100件を選出し、その「願い」を実際に使用する花火玉のうち、100発に貼り付けて打ち上げを行いました。

tiktokクリエイターとのスターマインデザインでは、まずは花火師がクリエーターの皆さんに花火の歴史を紐解くことからはじまり、その後は花火の魅力を伝える映像作品「ハナビリウム」を鑑賞してもらい、さらに模擬の材料を用いた花火玉の製造工程を体験してもらうことで、様々な角度から花火についての知識と興味をを深めてもらい、その体験とクリエイターそれぞれの個性を融合させて、デザインを考えていただくステップとしました。

実際にデザインを検討する際は、花火シミュレーションシステムを用いて、クリエイターが思い描くシーンをディスカッションしながら決めていきました。

花火本番当日は、朝から終日雨が降り続け、また風もほぼ無かったことから花火による煙が滞留し、一部の花火が煙に隠れてしまうという結果にはなりましたが、当日の配信上のコメントでは予想以上の反響があったそうです。

  

  

花火の願いが貼り付けられた玉、当日、打ち上げられました。

模擬玉での花火製造体験

皆さん、慣れない作業に苦戦しつつ、楽しみながら行っておりました。

  

現役の花火師が指導しながら、体験して頂きました。

  

クリエイターの方々とのスターマインデザインの様子 

景井ひなさん

“花火を観ている皆さんの笑顔も一緒に咲きますように”をテーマに、シーンの前から笑顔の花火を打ち揚げ、八方咲という花火を中心とした華やかなデザインにしました。

  

  

Kevin&Kakeさん

“みんなにとってFantasticな笑顔が沢山はじける年にしたい!”をテーマに上空では金色の錦と言われる花火を多用し、下層ではカラフルな花火が扇形に広がりを見せるデザインにしました。

  

Micheal Jacktonさん

“世界平和”をテーマに、“地球”をイメージした緑や青の配色で、日本の花火の特長である丸い八重芯の花火を中心としたデザインを行いました。

  

花火当日の様子

前日から降り続く雨の中、日本花火推進協力会の花火師総勢30名が日の出前から準備をしていきます。

打上の様子

クリエイターの方々と日本花火推進協力会のコラボによって生まれたデザインスターマインがグローバルに生配信されました。

Kevin & Kakeさんのデザインスターマイン

  

また、全世界から寄せられた2021年への願いが込められた花火の数々も無事に打ち上がりました。

本番中も雨が降り続け、また無風であったため、花火が煙と雲に隠れてしまう部分もありましたが、冬の澄んだ夜空に打ち上がった花火の輝きがとても綺麗でした。

One Hamanako 明日への絆

2020年11月23日、静岡県浜松市・湖西市でこどもたちが制作に関わった花火を揚げました。
  

  

静岡県湖西市・浜松市の夏の花火はコロナウイルスの影響で中止となりましたが、浜名湖青年会議所は、方法を変えてでも花火を届けたいと実施の方法を模索していました。日本花火推進協力会が推進する「みんなの花火」の企画のなかから、障がいを持つこどもたちと共に制作する花火のワークショップを取り入れ、この社会情勢ならではの花火を創意工夫して実現させることができました。決して大きな花火は揚げられませんでしたが、浜名湖の5ヶ所から一斉に花火を打ち揚げ、ドローンや花火師の目線でYouTubeのライブ配信したことで、通例の花火大会とは異なる臨場感を届けることに成功しました。
  

花火ワークショップ

5ヶ所で打ち揚げた花火は、浜名特別支援学校の小・中・高等部の生徒たちの想いを込めたものです。開催1ヶ月ほど前に、当会会員である、丸玉屋・若松屋・三遠煙火の花火師たちが学校を訪れ、こどもたちと触れあいながら花火のいろはを伝えました。こどもたちは、プラネタリウムのように花火の映像を映す「ハナビリウム」で花火の文化や歴史を感じました。花火の製造は、湖西市の三遠煙火の工場と同校をオンラインで結び、花火の絵柄が出る様子や花火玉を詰める作業を見学しました。その後、花火のデザインを体験する時間では、花火玉の模型のなかに、発光する色の「星」を入れて、打ち揚がって広がるかたちを想像しながら考えました。その他にも、玉皮に絵を描いたり、短冊に願いごとを書くなどをしました。

花火製造

生徒たちが想いを込めた花火の原型は、三遠煙火が持ち帰り、本物の花火に仕上げました。

花火本番

これらの様子をまとめ、事前にプロモーションビデオとしてYouTubeで公開し、本番当日を迎えました。約10分間の特別なひとときは、こどもたちだけでなく、地域の様々な世代の人々が花火を見上げる機会となり、SNSでは多数の好意的なコメントが得られました。32名のこどもたちの花火を配信したYouTubeの視聴回数は2,000回を超えました。本イベントは、地域の皆様に楽しんでいただくことができました。

秋川流域花火

10月24日(土)、第2回秋川流域花火大会の中で、「みんなの花火」が打ち揚がりました。

  
密を避けるため、オンライン配信限定の花火大会となった第2回目のテーマは「For tomorrow ~秋川流域 一致団結~」。

まちのために、明日のために、コロナと共にある現在を皆で乗り越えるために、願いを込めて、人の想いを花火に乗せて

夜空に打ち揚げるという花火大会となりました。

「みんなの花火」は、昨年の花火朗読劇に続き、あきる野青年会議所様のご協力のもと、秋川流域花火大会のプログラムの一部として打ち揚げられました。

今回の企画では、大会テーマに寄せて、花火のデザインと花火に込める願いを募集し、株式会社ホソヤエンタープライズがその花火を製造して、花火玉に願いを貼り付けて打ち揚げるというものです。

デザインと願いは、日本花火推進協力会とあきる野青年会議所のSNSやHP、また、あきる野市役所と五日市出張所にボックスを設置させて頂き、広く募集をかけました。

2歳から42歳までの方からの個性が光る全31作品が集まり、そのすべてが、花火となって打ち揚げられました。

配信されたYouTubeの視聴者数は一時1000名を超え、九州や茨城、都内の方からも視聴報告をうけ、予想以上の反響があったそうです。
  

  
  
集まった花火デザインは、どれも個性的で素晴らしい作品ばかりです!
  

全31作品のデザイン画と願い

  
花火師はデザイン画をもとに、花火をイメージしていきます。

試行錯誤しながら、すべてに思いを込めてひとつひとつ手作りで制作していきます。
  

  
願いごともしっかりと花火玉に張り付けられ、着々と準備が進んでいきます。
  

  
花火を会場にセットして準備万端。

前日の雨が嘘のように花火日和になりました。
  

  
「フルーツやさんになれますように」と7歳の願いが込められたデザインから、スイカの花火を考案しました。

赤い花火からスイカの種が浮模様となる「紅牡丹金菊花浮模様」で表現しています。
  

  
また、「ひるやもりを育てたい」と願いを込めた6歳の作品では、たくさんの色を使って円が描かれており、中に星型の模様が表現されていました。

その花火玉に「回転リングにスター」と命名して、時間差で色が変わっていき、中に青く星型が光る花火で応えました。
  

  
31種類の花火は、ひとつひとつに玉名がつけられ、願いとともに大きく夜空に花開きました。

打ち揚げ場所からは遠くの夜景を広く見渡すことができ、花火と夜景のコントラストがとてもきれいに見えました。

秋川流域花火大会より、「みんなの花火」を抜粋した映像はこちらよりご覧いただけます。
  

ONLY in JAPAN花火@片貝

Youtuber ジョン・ドーブ氏のクラウドファンディングで揚がったONLY in JAPAN花火 第2弾

2020年10月21日、新潟県小千谷市片貝町で外国人サポーターのクラウドファンディング花火が揚がりました。

  
10月10日に大曲で揚がった花火は、クラウドファンディングに参加してくれた大勢の人の支援を一つに集めた6分間の素晴らしい花火プログラムでした。
変わってこの片貝の花火は、クラウドファンディングで個人協賛をいただき、支援者の方のお名前で打ちあがった花火です。
尺玉に協賛してくれたのは1団体と7名、スターマインには1名、そしてONLY in JAPANも尺玉とスターマインをそれぞれ1つずつ、合計で11の花火を打揚げることができました。
支援者一人一人から思いのこもったメッセージをいただき、それを打ち上げる玉に貼り付けました。
そして、もちろん当日はドーブ氏が、打ち上げの様子をLive配信でお届けしました。
ドーブ氏がお名前とメッセージを読み上げるとその花火が打ちあがる、なんとも粋な演出で、協賛してくれた方々も、Liveチャットでとても盛り上がりました。

支援してくれた方はこちらの方々です。
(時間は映像の中で花火が揚がるシーンです)

  
<SHAKU-DAMA Sponsors>
00:00​ Start
14:23​  Leaflit 🇺🇸 (アメリカ)
15:45​ Richard Brown 🇺🇸 (アメリカ)
16:44​  Diana See 🇸🇬 (シンガポール)
17:40​  Nicholas Lezak 🇺🇸 (アメリカ)
19:10​  Brendan Walker 🇺🇸 (アメリカ)
20:29​  Arthur Morgan 🇺🇸 (アメリカ)
21:58​  Grace SY Ho 🇭🇰 (香港)
23:55​  Gil Hassaid 🇮🇱 (イスラエル)
25:10​  ONLY in JAPAN 🇯🇵 (日本)
<STAR MINE Sponsor ★>
27:19​  Marcus Ottensmann 🇩🇪 (ドイツ)
29:45​  ONLY in JAPAN Star Mine 🇯🇵 (日本)

  
そして、そのときのドーブ氏のLIVE配信影像がこちら
  

  

打揚げの前には、今回の打揚げを担当してくれた片貝煙火工業にお邪魔して打ち合わせをしたあと、片貝町を移動しながら町をレポートしてくれました。
片貝町は世界一の四尺玉が揚がることで有名な花火の町です。そして町の数カ所にその4尺玉を揚げるための大きな筒が飾られています。
ジョンさん大好きなマンホールの取材も忘れません。
  

  

当日の様子を写真でご紹介します。

まずは片貝煙火興業にご挨拶と取材。
協賛してくれた人への返礼品に作るスペシャルビデオの素材のために、撮影もさせていただきました。
  

そして、協賛者からのメッセージをジョンさんみずから玉に貼り付けていきました。
  

玉とメッセージを間違えないように
それぞれの組み合わせに並べて
一つずつ貼り付けていきました
Leafit Communityさん アメリカ
Richard Brownさん アメリカ
Diana Seeさん シンガポール
Nicholas Lezakさん アメリカ
Brendan Walkerさん アメリカ

Arthur Morganさんは日本人の奥様の名前を玉に書いて欲しいとの依頼があり、墨入れをお願いしました。
  

Arthur Morganさん アメリカ
Grace SY Hoさん 香港
Gil Hassaidさん イスラエル
そしてONLY in JAPANのたまには
ジョンさんみずから墨入れ
ONLY in JAPAN
Marcus Ottensmannさん ドイツは、スターマインに協賛です

  
そして、これから打揚げ場所でセッティングです。
  

その前にちょっと記念撮影
スターマイン筒のセッティング
尺玉筒のセッティング
玉込め
Leafit Community全員の名前を書いた紙を筒に貼りました
ここでも撮影

あとは打揚げ時間を待つばかり。

さて、どんな花火が揚がったでしょう。

詳しくは上にある映像をご覧ください。

そして来年もまた第2弾やりたいですね。

安比最大10,000発の花火大会

2020年10月17日 岩手県八幡平市の安比高原スキー場で安比最大10,000発の花火大会が実施されました。

  

株式会社若松屋の花火師が、実際の火薬を用いて線香花火の紙縒り作業を教えるワークショップを実施しました。57名の参加者が集まった線香花火ワークショップでは、完成した線香花火に実際に火をつけて遊んでいただき、花火の製作の難しさと奥深さを学びながら楽しんでいただきました。慣れない手作業の苦戦しつつも多くの人が火花を出すことに成功し、家族連れの参加者から大変好評でした。

  

花火ワークショップ

安比高原スキー場に特設の花火の体験スペースを設け、花火の歴史を学んだり、花火の製作体験などを様々な体験を通して学んでいただき、花火の奥深い魅力を知っていただきました。
  

ハナビリウム

株式会社日本橋丸玉屋が制作した360°映像を使用した花火界初の教育映像作品を特設スペースで鑑賞していただきました。プラネタリウム用に制作されたハナビリウムを加工して会場の天井に映し出し、120名の参加者は床に寝そべりながら鑑賞しました。アニメーションを交えて日本花火の歴史や成り立ちを紐解く内容に子供からお年寄りまで多くの人から大好評でした。
  

線香花火ワークショップ

株式会社若松屋の花火師が、実際の火薬を用いて線香花火の紙縒り作業を教えるワークショップを実施しました。57名の参加者が集まった線香花火ワークショップでは、完成した線香花火に実際に火をつけて遊んでいただき、花火の製作の難しさと奥深さを学びながら楽しんでいただきました。慣れない手作業の苦戦しつつも多くの人が火花を出すことに成功し、家族連れの参加者から大変好評でした。
  

花火展示

花火の模擬玉や打揚筒を展示しました。株式会社小松煙火工業が担当し、多くの来場者に花火の模型をつかって花火の構造や種類などを説明しました。実際に使用する本物の打ち揚げ筒は、初めて見る方も大勢いらっしゃいました。花火師の話を聞いてから見る花火はまた一つ違う楽しみ方が増えるかもしれません。

  

ONLY in JAPAN 花火@大曲

2020年10月10日、秋田県大仙市の「大曲の花火〜秋の章」で外国人によるクラウドファンディングの花火が揚がりました。

  

Youtuber ジョン・ドーブ氏の発信で始まったONLY in JAPAN花火

  

このプロジェクト「ONLY in JAPAN花火」は外国人Youtuberのジョン・ドーブ氏が自身のYoutubeチャンネルONLY in JAPANで視聴者に呼びかけをし、Kickstarterを通じて資金を集めて実現した花火プログラムです。

きっかけは、ジョンさんと日本花火推進協力会が昨年の秋に、世界一四尺玉で有名な片貝祭りを取材にさかのぼります。その映像を配信したときにジョンさんの視聴者から、「この花火を見てみたい!」という多くのリクエストがあったことから、来年はこの花火を見るためのツアーを実施しようという計画を立てていたのですが、残念ながら今年のコロナ渦でその企画はストップしてしまいました。
もちろん日本中の花火大会はどこも開催ができない状況で、花火を見てもらうこともできません。でも、そんなことであきらめる私たちではありません。
何とかこの状況の中でも、日本の美しい花火を世界の人々に届けたいという思いから、ジョンさんと一緒に企画を練り、外国人によるクラウドファンディングで花火を打ち上げる企画を立ち上げました。

Kickstarterでの資金集めは8月1日からスタートし、9月6日に終了しました。その間ジョンさんが自身のONLY in JAPANチャンネルで視聴者に何度も何度も呼びかけ、831人の支援者から6,276,216円の支援金を集め、その一部を花火の打揚費用として協賛していただきました。
  

 

大曲での取材

 

支援者の方たちには、ジョンさんが編集した特別映像が配信されます。その中には花火の製造現場や打ち上げ当日の準備の様子など、花火の打ち上げ以外の特典映像がたくさん含まれることになりました。
私たちはそのために9月の初旬と本番日前日の2回の取材を行いました。

9月 打揚会場と花火の製造現場

9月の取材では、秋の本番で花火が打ち揚げられる「大曲の花火公園」のロケハンと今回の花火の製造から打ち揚げまでを担当してくれる小松煙火工業の工場に取材に伺いました。

大曲駅に到着して早速撮影開始
 

秋田新幹線の大曲駅
さっそく撮影開始
花火通り商店街の名前に大喜び

打揚現場のロケハンへ
 

大曲の花火公園で撮影開始
今は何もないけどここが観覧会場
ドローンも飛ばすよ

午後は小松煙火工業へお邪魔して、製造の様子をお伺いしました
 

火薬の調合
これが元のセラミックのボール
これに火薬をかけていく工程が玉掛けです
できた玉を星と呼びます
天日干しの光景
星がどんな花火になるのか、名前がついています
初めての光景に興奮のジョンさん
均一に乾くように時々転がします
これは玉はり。できた星を玉に込めて、一枚ずつテープを貼ります。
玉はりに使うのりも米から自分たちで作ります

配合した火薬をセラミックボールにかけて星を作ります

 
ジョンさん、一生懸命お仕事中

 
そして最後の仕上げ

 
できた玉にクラフトテープを貼って完成です

  

10月9日 本番前日

いよいよ本番に向けて、前日から大曲入りをしました。
この日は本番に打ち上げるONLY in JAPAN花火の尺玉に、ジョンさんが墨入れをすることになっていました。
地元メディアの方たちも大勢取材に訪れて、インタビューをしたり写真を撮ったり。
明日に向けて準備が着々と進みます。
  

  

  

10月10日 本番直前 仕込みの現場を取材

いよいよ打揚げ本番日。朝から仕込みで現場は大忙しです。
そこにジョンさんと一緒にお邪魔しました。
広い打揚会場には、見渡す限り花火の筒がセッティングされ、あちこちで花火師たちが作業に大忙しです。
そしてジョンさんもここから直前のYoutube Live配信。
アメリカは夜中にもかかわらず、大勢の方がそのLive配信を見てたくさんのコメントを返してくれていました。

そして打ちあがった花火がこちらです

音楽もONLY in JAPAN花火のオリジナルです。

  

昭島アウトドアビレッジ 花火教室

昨年は花火大会の会場で行った花火教室。

花火の模擬玉や打ち揚げ用の本物の筒を展示して、触ったり持ち上げたりします。

打ち揚げを担当する花火師が、来場したお客さま一人一人の質問に答えながら、花火の仕組みや上がる高さ、広がる距離などを教えてくれるイベントです。

今年はどこも花火大会が中止になってしまったため、会場を花火大会ではなく、一般のイベントスペースに変更しての実施になりました。

コロナ渦で迎えた東京のお盆。県外への移動自粛などもあり、お客様が来てくださるのかどうか、逆に混雑しすぎてしまったときに大丈夫なのかなど、たくさんの不安がありましたが、適切な距離をとり、作業スペースにはアクリル板で間仕切りをするなど、基本的な対策をとりながら、そしてお客様の快い協力をいただきながら無事に終えることが出来ました。

来場いただいたお客様、そしてご協力いただいた主催者、煙火店など多くの皆さまに感謝します。

実施概要

実施日:2020年8月13日〜16日

実施場所:東京都昭島市 昭島アウトドアビレッジ

花火展示

花火の模擬玉や打揚筒、玉の大きさと打揚高度の関係を表したパネルなどを展示しました。
尺玉を半円に割った模擬玉の中には、星(花火の火薬)がどんな風に並べられているのかなどもわかるようになっていて、訪れる人が興味深げに花火師に質問をしていました。

線香花火ワークショップ

今年は筒や玉の展示だけではなく、花火師に教わりながら自分で線香花火を作る線香花火づくりワークショップや、おもちゃ花火で遊ぶ体験コーナーなども併設しました。
線香花火は作った後は実際に火をつけて、きちんと火花がパチパチ飛ぶかどうか試してみます。これがなかなか難しくて、綺麗に火花が飛ばずにそのままポタッと落ちてしまったり、ちょっとだけパチパチして小さくなって落ちてしまったり。

おもちゃ花火体験コーナー

おもちゃ花火は最近では遊べる場所がなくなってきたことから、はじめて体験する子どもたちも多かったようです。
大人も子どもも、みんな夢中になって、笑顔一杯で遊んでいました。