今回のワークショップには47名の子供たちが参加してくれました。

聴覚やコミュニケーションに障害のある子供たちと、最後の夏休みになる6年生からなる4つの班に別れて、「つくる」「あそぶ」を2日間に分けて体験しました。

どんな活動になったのか、写真でご紹介していきます。

ハナビリウム映像鑑賞

360度、ぐるりと花火に包まれる、新感覚の映像です。本来はプラネタリウムに投影する映像ですが、今回は教室の天井に投影し、みんなは寝そべってそれを鑑賞しました。

「花火はなぜ始まったの?」
「どうして夏の風物詩なの?」
「花火は何故あるの?」
「花火の色を作り出す炎色反応って?」
「どんな種類やかたちがあるの?」

など様々な疑問や文化や歴史を、花火師しか見ることのできない真下からの迫力ある実写映像と、可愛いアニメーションと物語で紐解く、花火界初のプラネタリウム教育番組で、子どもから大人まで楽しめるコンテンツです。

オンライン工場見学

会場に来ている花火師が、静岡にある自分の会社の花火工場とZOOMでつなぎ、普段は入ることの出来ない工場内をオンラインを使って見学します。

花火づくりには大きく4つ工程があります。

・配合
・星掛け
・玉込め
・玉貼り

それぞれの作業は工場内の別々の建物で行うため、その場所と工程を一つ一つ案内してもらいました。

花火展示コーナー

会場の体育館に、花火の打揚で実際に使う筒や、実際の大きさや重さに合わせて作られた模擬玉を展示しました。尺玉を半円に割った模擬玉の中には、星(花火の火薬)がどんな風に並べられているのかなどもわかるようになっています。
自分で持って重さや大きさをを感じてみたり、筒の中をのぞいてみたり、花火師にもたくさんの質問が飛んでいました。

花火のデザイン

一人一人に紙が配られています。
この紙に、これまで勉強した花火のことを思い出しながら、自分が夜空に打ち上げたい花火の絵柄をデザインします。花火に込めたメッセージとともに、たくさんの面白いデザインができあがりました。このデザインを元に、花火師が一つ一つ実際の花火玉に作り上げるのだけど、できるかな?

玉込め体験

玉皮に星と呼ばれる球状の火薬を詰める作業を「玉込め」と言います。これで夜空に開く花火の柄が決まります。

この玉込め作業を子どもたちも体験します。実際に使う玉皮と、星に見立てたカラフルな小さなボールを使って、自分がデザインした柄を、どんな風にしたら花火になるのか体験してもらいました。出来そうなデザインもあれば、難しいかな〜と言うものも。

まずは自分でやってみることが大切です。

最後は花火師さんにラップをかけてもらって記念撮影。

みんなが作ってくれた花火のデザインは、花火師が持ち帰って一つ一つ新しく作ります。
そしてそれが8月23日に夜空に打ち揚がります。
みんなはテレビで見てね。